高台寺「秋の夜の観月茶会」臥龍池(がりょうち)の鏡の様な水面に息をのむ。少人数で贅沢に夜の高台寺を散策

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 高台寺「秋の夜の観月茶会」臥龍池(がりょうち)の鏡の様な水面に息をのむ。少人数で贅沢に夜の高台寺を散策。

高台寺(こうだいじ)とは

1606年に豊臣秀吉の菩提を弔うために寧々(ねね)が創建したのが高台寺。秀吉とねねの寺として有名。重なる火災で多くの堂宇を失ったそうですが、今も残る「開山堂」「霊屋(おたまや)」、「茶室の傘亭(かさてい)」、「時雨亭」、「表門」、「観月台」には桃山時代の華麗な面影がみられるとのこと。高台寺内の臥龍池(がりょうち)は、周囲の木々を映し出す鏡面となり紅葉シーズンは外せない一押しスポット。

秋の夜の観月茶会とは

高台寺の観月茶会は敷居が高そうに感じるかもしれませんが、お茶のいろはが分からなくても楽しめます。しかも、お茶会から始まり、ライトアップされた高台寺の境内をガイドさんと共に見学。そして、京料理高台寺羽柴の点心(軽食)に舌鼓したあと、石塀小路にある喫茶店「いし塀」でコーヒーまたは紅茶でほっと一息。これだけいたれりつくせりの盛りだくさんな会なのに6,000円と、とってもお得。こんなにお得なのに、お茶会は本格的で、お茶は二煎(お茶請けも二種類。和菓子と干菓子)、お道具、掛け軸、お花などの説明を受けながら実際ににとることができます。なにより、お茶会に参加する少人数だけで観月しながら境内を満喫できるのは魅力です。

秋の夜の観月茶会を楽しむためのポイント

予約を忘れないこと

高台寺の観月茶会は事前予約制となっています。必ず高台寺にといあわせて予約してご参加ください。

秋の世の観月茶会を楽しむ流れ

高台寺到着

はじめは「待合」に通されます。お茶をいただく席入り前の待合室ですね。参加される皆さん緊張のご様子でした。

お茶会スタート

高台寺月見TOP

素敵なお庭と共にお月見のお供えが出迎えてくれます。ウサギのお人形やうちわなども美しく飾られるところが京都の風情ですね。

高台寺お茶席内

小さな茶室ではなく、お庭に面したお部屋通され、コの字型に座りました。

高台寺お茶会

この日は残念ながら東京から京都に向かう電車の中でアクシデントがあり、せっかく来ていた着物が濡れてしまい洋服でのお出かけとなり、少し残念。

高台寺茶会茶菓子

お菓子はちょっと写真が光ってよくないですが、こんな感じです。冒頭でも紹介しましたが、お茶は二煎(お茶請けも二種類。和菓子と干菓子)。このような正式な流れのお茶会は初めてだったので、見よう見まねで緊張しました。

高台寺茶会工芸品

この日のお茶会で使ったお道具や書き軸やお花の説明をお寺の奥さまがしてくださいます。そのあとは自由に本物のお道具に触れたり、写真を撮ったりできるのでとても貴重な時間です。

高台寺茶会茶器など詳細

こちらがお茶会のお道具やお菓子、おちゃの詳細。ひとりひとりに配られます。

観月とともに境内散策

高台寺散策1

最初はまだ明るいですね。

高台寺-臥龍池前

まだ明るい間の臥龍池(がりょうち)もその水面は静寂さが何とも言えない美しさ。

高台寺散策2

次第に日が暮れていきます。

高台寺散策3ねねさま象

高台寺時雨亭

重要文化財「傘亭」を真剣に覗き込みます。右上のお月さまは2013年9月13日の月です。満月まであと少し。

高台寺散策4

牡羊座なので一人でガンガン進みます。(笑)

高台寺散策5_月

日が暮れてお月さまもきれいに見えるようになってきました。

高台寺散策6_鏡面

こちらが夜の臥龍池(がりょうち)。どうですか?水面がまるで鏡の様。息を飲む美しさです。

臥龍池

こちらの右側が臥龍池(がりょうち)。紅葉シーズンは、もう言葉にならないくらい本当に見事です。水面一面に赤やオレンジ、黄色、色とりどりの葉が映し出され、本物の木々と水面の木々の見分けがつかないくらい。写真では絶対にあの感動は伝わらないので、紅葉シーズンにもぜひ足をお運びくださいませ。(ただ、人がいっぱいですが。。)

点心をいただきに高台寺「羽柴」へ移動

高台寺茶会点心おしながき

高台寺の観月会を初めて知った際に「点心」とあったので、中華料理?飲茶?と思ってしまった私ですが、お茶席で、簡単な食事(弁当)=点心ということだそうですね。一つ勉強になりました。写真中央が「巣立ちのジュレ」奥が「秋草扇面弁当」

高台寺茶会点心2

右が「秋刀魚幽庵焼」左が「餅粉揚げ鼈甲餡(べっこうあん)」

高台寺茶会点心3

手前が「秋の香御飯」奥が「赤出汁」と「香の物」 京都のお料理は、五感で楽しみながらお腹もいっぱい。旅行中は必ず太ります。。

いざ、食後のコーヒーへ

高台寺食後夜

羽柴から喫茶への移動中の風景。夜の京都は提灯や街頭がキレイです。

いし塀

お腹いっぱい堪能しすぎて「いし塀」さんでの写真は忘れてしまいました。食後のコーヒー・紅茶を堪能して高台寺の秋の観月会は修了です。

おわりに

高台寺の観月会は、私に大きな夢を持つ機会を与えてくれた素晴らしい回でした。お茶のお道具を説明してくれる奥さまがお話ししてくださったことに私は大きな感銘を受け夢を持ちます。どんなお話かというと「京都の職人が減るのは、発注するものがいないから。注文さへ多くあれば技術は残るんです。だからこのお寺では、必ず新しい器を職人さんに発注しているんです。」という内容。私も京都が大好きで、そのの伝統や技術を残したいと強く思っています。なので、私もたくさん発注できる身になりたいという夢を持ち、ただいま世の夢に向かって突き進んでいます。サロンに置く調度品を全て京都の職人さんに発注したものにするのが目標です。

稀子’sアドバイス

高台寺は、東山にあり、祇園からも近く周りにはたくさんの観光名所があります。あまり多くの日数、京都に滞在できない場合にはこちらの高台寺の観月会がお勧めです。ただ、17時に行っても終わりは20時近くになると思うので電車が心配な最終日には入れない方がよいかと思います。9月はまだまだ蚊がいるので、虫よけスプレーを持っていくことをお勧めします。

ライター紹介

櫻本稀子(さくらもと きこ)1982年4月2日生まれ。京都と兵庫出身の両親を持ち埼玉県川越にて育つ。現在は東京にて、理想のライフスタイルを叶えるサロンを経営。幼少期よりほぼ毎年京都を訪れる。京都と聞くだけで心トキメキ、京都の写真をみるだけで心癒されるという根っからの京都フリーク。京都を訪れる際には、ありとあらゆるサイトや雑誌から究極の空間を探し出し堪能する。世界遺産と春と夏の特別公開、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の建築、重森三玲氏の庭をこよなく愛する。京都を訪れる際は、基本的に着物で出かけるため、旅先では外国人観光客から撮影を求められるため、勝手に京都観光大使だと思っている。

八坂塔